わが国の社会福祉における諸問題への対応は、もはやあらゆる分野で官民あげて取り組むべき課題です。福祉需要が増大し多様化するニーズに対応するためには、福祉サービスから健康・生きがい関連に至るまで、多岐にわたる人材育成が急務です。
日本は今後わずか20年の間に高齢者が人口全体の40%に達すると言われ、2025年になると介護給付金が15兆円を超えるとのデータもあります。つまり、こうした現象は高齢者をはじめとした福祉サービスを享受される方々だけが大変になるのではなく、社会全体の構造的な問題として受け止める必要があります。
福祉キャリアセンターでは、現在と未来に対し様々な福祉の現場に資する人材育成に取り組むべく教育事業を主として展開しています。また専門知識だけに留まらず、現場への対応力・人間性、問題の解決能力のキャリアアッププランを提供すると同時に、社会福祉の健全な育成を図ろうとする民間企業・団体と提携し、福祉情報の提供をはじめサービスの質的向上を図り、更には行政や利用者様とのパイプ役を果たす組織として社会に貢献することを目的としています。
私たちは、これからも「民が創る新しい公共」の実現に向けて、微力ながら最善を尽くす所存ですので、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。