1 研修の目的

社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正によって平成24年4月1日から施行された介護職員等による喀痰吸引等の実施のための制度により、一定の研修を受けた介護職員等は、一定の条件の下に喀痰吸引等の行為を実施できるようになりました。
当社研修は、居宅系事業所等においてたんの吸引等が安全に適切に行える介護職員の養成を行うことを目的として実施します。

2 研修実施機関

一般社団法人 福祉キャリアセンター

3 研修実施場所

基本研修(講義・演習・筆記試験)

一般社団法人 福祉キャリアセンター 吉島校
〒730-0822 広島市中区吉島東1丁目22-2

基本研修(現場演習)及び実地研修

各事業所(居宅等)

4 定員

10名(最少人数6名)

※ 定員を越える申し込みがあった場合はキャンセル待ちとなります。
※ 最少人数に達しなかった場合は開講しない場合がございます。ご了承下さい。

 

5 研修日程

基本研修:
1日目 平成28年1月31日(日) 9:30 ~ 17:10
2日目 平成28年2月 6日(土) 9:30 ~ 16:30

※ 詳しくは研修カリキュラム参照

6 研修対象者

以下の条件を全て満たすことが可能な介護職員

  • 居宅系事業所、障害者(児)施設に所属し、特定の者に対してたんの吸引等を行う予定がある介護職員(医療施設は除く)
  • 施設長または、管理者の推薦した介護職員
  • 研修過程を全て受講できる介護職員(遅刻・早退は原則不可)
  • 現場演習及び実地研修先、指導看護師を確保し、連携できること
  • 現場演習及び実地研修にあたり、医師・看護職員との連携が取れること。また、家族や利用者様の同意が得られること
  • 実地研修に対応した賠償責任保険に加入している(加入予定でも可)こと

7 研修の概要 (研修カリキュラム及び評価)

1)研修カリキュラム(基本研修)

1日目〈 平成28年1月31日(日)9:30~17:10 〉

研修時間 科目
9:30~9:50 開校式・オリエンテーション
9:50~11:55
(休憩を含む)
重度障害児・者の地域生活等に関する講義
12:00~17:10
(休憩を含む)
喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障害及び支援に関する講義
緊急時の対応及び危険防止に関する講義

2日目〈 平成28年2月6日(土)9:30~16:30 〉

研修時間 科目
9:30~11:35
(休憩を含む)
喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障害及び支援に関する講義
緊急時の対応及び危険防止に関する講義
12:35~14:35 喀痰吸引等に関する演習(※1)
14:35~15:35 振り返り・質疑応答
15:40~15:45 筆記試験オリエンテーション
15:45~16:15 筆記試験(20問)(※2)
16:15~16:30 現場演習・実地研修オリエンテーション

※1 演習は当該行為のイメージをつかむこと(手順の確認)を目的とし、評価は行わない。
※2 客観式問題(四肢択一)より実施。総正解率が9割以上の者を合格とする。

総正解率が9割未満の者は再試験を実施する。(日程は要相談)
再試験で不合格の場合は、補講(60分・5000円)受講後に再々試験を実施する。

再々試験不合格の場合は、現場演習に進むことができず再受講となります。(受講料の返還はありません。)

  • 全日程を終了し、筆記試験を合格された方より現場演習に入って戴きます。
  • 筆記試験の合否は筆記試験終了後1週間以内に個別に郵送致します。

 

2)現場演習(基本研修)

  • 利用者様の居宅等の現場において、対象利用者様の使用する吸引器等を使用し、演習シュミレーターに対して、指導看護師が実演を行う。(利用者様に吸引等の行為を行う事は出来ません。)
  • 受講生は対象利用者様が使用する吸引器等を使用し、演習シュミレーターに対して演習を実施し、指導看護師は受講生に対して、観察・指導を行う。
  • 指導看護師は、演習実施毎に「基本研修(演習)評価票」を記録するとともに、毎回受講生と一緒に振り返りを行い、受講生は次の演習の改善につなげる。
  • 現場演習に使用する「基本研修(演習)評価票」は対象利用者様ごとに個別性を重視した内容を作成し使用する。
  • 修得すべき行為ごとの演習を実施し、「基本研修(演習)評価票」の全ての項目についての指導看護師の評価結果が手順どおりに実施できているとなった場合に演習の終了を認める。
基本研修(現場演習)評価判定基準

評価項目について手順どおりに実施できている。

評価項目について手順を抜かしたり、間違えたりした。

評価項目を抜かした。(手順通りに実施できなかった。)

 

3)実地研修

・  実地研修は基本研修のカリキュラムが全て終了し、筆記試験・現場演習が合格した受講生のみ、行うことができる。

  • 実地研修に使用する「実地研修評価票」は対象利用者様ごとに個別性を重視した内容を作成し(現場演習で使用したもの)使用する。
  • 実地研修に際して研修体制の確保を行い、指導看護師が評価票の全ての項目について問題ないと判断されるまで実施すること。(連続2回手順どおりに実施できていると認めた場合に終了することができる。)
  • 指導看護師が評価を行う際は、対象者(家族)の意見を聴取することが可能な場合は、指導看護師が対象者(家族)の意見も踏まえた上で評価を実施すること。

 

実地研修評価判定基準

1人で実施できる。
評価項目について手順通りに実施できている。

1人実施できている。
評価項目について手順を抜かしたり、間違えたりした。
実施後に指導した。

1人で実施できる。
評価項目について手順を抜かしたり、間違えたりした。
その場で見過ごせないレベルであり、その場で指導した。

1人での実施を任せられるレベルにはない。

8 終了認定

研修全過程の終了が適正に行われたことが認められた場合、「修了証」を発行致します。

9 研修の申し込み方法

申込書に必要事項を記入の上、郵送又はFAXで申し込み下さい。
申込書は当社ホームページ上より、ダウンロードできます。また、気軽に資料請求を行って下さい。

郵送での申し込み先

〒730-0822 広島県広島市中区吉島東1丁目22-2
一般社団法人 福祉キャリアセンター

お問い合わせ先

(082)247-7333
※平日(土・日・祝を除く)午前9時~午後6時 受付

FAXお申し込み

(082)247-7330

受講料金について

基本研修 30,000円(テキスト代込み)
実地研修 1項目 5000円

◆ 特定行為が複数項目、対象者様が複数名の場合は、お問い合わせ下さい ◆

申込み締め切り日
平成28年1月20日(水)午後3時まで。
当日着厳守

3号研修申込書はこちら

全ての研修が修了し、終了証が発行されましたら認定特定行為業務従事者の申請を各自で必ず行なって下さい。
手続き等の詳細は広島県ホームページをご確認下さい。
◆認定特定行為業務従事者証の交付を受けないと実務は行なえません◆