仮面ライダーはなぜバッタの改造人間なのか

特撮ものヒーローのコンテンツとして、現在でも人気のある『仮面ライダー』シリーズについいてです。

一番はじめ、1971年の栄えある「仮面ライダー」(便宜上1号と呼びます)は、バッタの改造人間です。 さまざまな動植物をモチーフとした仮面ライダーシリーズ内(登場する敵怪人も含めて)の最初期のヒーローが こともあろうにバッタの能力を模した改造人間(もし敵組織の命名ルールに沿えばバッタ男、になります…)だなんてちょっと違和感がありませんか。 ハチやカマキリ、カブトムシといった昆虫ならもう少し強そうなのによりによってバッタ(後述の理由からトノサマバッタのようである…)だなんて…。

実は原作である石ノ森章太郎は新しいTVヒーローの企画に対して 「スカルマスク(髑髏仮面)」でいきたい、と強く推していたのですが、局側から 「ドクロは困る」と返されてすごく落ち込んだらしいのです。 その両方をとりもつために、とあるマネージャーが昆虫図鑑からバッタの写真を石ノ森に見せて
「これ、ガイコツに見えない?」と説得したとか。

仮面ライダー 他 画像

そう言われれば、1号ライダーの巨大な目、クラッシャーと呼ばれる口の部分、そして肋骨に見えなくもない 胸のコンバーター…。どれも骸骨を意識してデザインされているようですよね。 つまりデザインありきでバッタのモチーフが選ばれ後付け的に “バッタは自然の象徴だ。バッタの能力を持った主人公が自然破壊に立ち向かう” というコンセプトができあがってきたようなのです。
※ここらへん乱暴に書いてますので詳細な解説他はwikiなどで確認してください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
こうしてできあがった「仮面ライダー」はすごく人気となり、その後50年も続く巨大なコンテンツになるなんて当時は想像しにくかったことでしょう。